喫茶店クレオール(神保町)

最近自分が食べたモノと排出したモノの区別がなくなりつつある、デブです。
このままだと食物連鎖の輪から解き放たれるのでしょうか。



今日はカレー生活7日目。


サイクルからいって本日は欧風カレーの日
少し足を伸ばしてクレオールに行ってきました。

ここはカレースパゲティが有名とのこと。
カレースパゲティと言えば、
立川に超有名店があると聞いたことがあり、
少々気になって20年。
ようやく食べる時がやってきました。




前にこんなことを言っている人がいた。

「カレースパをカレーパスタと思うなかれ、別物なんじゃ。むにゃむにゃ...」


いったいどこのジジイが言っていたのかはどうでもいい。
何かカレースパゲティには思慮深きものがあるらしい。

食べてみたい。



というわけで今回ガリくんに無理を言って、
ガリくんはカレーライス、
私はカレースパゲティを食すことになった。


今日は笑えるほど寒かったので足早に店を目指す。


神保町の大通りからはずれたところにその店はある。




ドアを開けると元気よく「いらっしゃいませ」がおばちゃんから放たれる。
店の雰囲気がすごくいい。
世知辛い世の中に疲れたサラリーマンが一時現実を忘れるためにこの店を訪れ、熱いコーヒーを飲みながらゲーテを読み耽り早春に想いを馳せる
そんな想像がかき立てられたわけじゃあないが、まったりとしていていい。
私たちの他に数人客がいたが皆まったりしている。


注文したのは、私は当然カレースパゲティ大盛り\800。
ガリくんは特製ビーフカレーライス大盛り\850。


すぐにサラダが運ばれてきた。
あれれ、セット頼んでないのに。
聞いてみるとお食事には付くとのこと。
サービスいいですね。
しかもこのサラダがなんとも旨い。
いたって普通なんだがクルトンやブラックペッパーが手間をかけてる感を出している。




「このコショウが旨いんですよ!」とガリくんが断言する。
確かにそうでしょうね。

そんなことを言っているうちにカレーライス、カレースパと運ばれてきた。
結構早い。
なにより店のおばちゃんの手際の良さと愛想の良さがとても好感が持てる。

スパゲティもカレーライスも見た目からして旨そうだ。
カレーライスの方はスパゲティのカレーよりもサラサラしている。





とりあえず食べる前から粉チーズをふる。





一口。


んん!想像してた味と全然違う!
かなりスパイシー。甘みはほとんど無い。
最近カレーが甘くて閉口したばかりなので全然問題ない。
まず麺からして普通のパスタとは一線を画している。
カレー粉と共に炒めたであろう麺は焼きそばのように縮れ、
カレールーを否応無しに絡ませる。
そしてかかっているのも粘り気のある牛筋ルーで、
フォークを回すだけで簡単に2つが1つになる。
確かにジジイの言うとおりこれはパスタではない。



旨い。


がちょっと辛いか...?


どんどん進む。


旨い。


うん、辛いな。


5分くらいで完食。


うわ!めっちゃ辛ぇ!


でも旨かった。



ガリくんはと言えば、
辛い辛い言いながら大量のカレールーと戦い終わったようだ。
ガリくんはほんとに辛いのが苦手なようで、
辛いと何がなんだかわからなくなってしまうとのこと。
(カレーって大体辛いよなぁ...)
内心思うが口には出さず。
まだ30軒以上ノルマが残ってるがガリくん平気かなあ。



それにしてもこの店はとても接客というか雰囲気が良かった。
おばちゃんの若いスタッフへの気遣いとかも耳に心地いい。
カレーは辛かったけど、身も心も暖かくなったよ、おばちゃん。

会計に向かうと、

私たちの隣の席で食べ終わりジャンプを読んでいた40代くらいの男と、
私たちの後ろで食っていた管理職風の男性と、
40代くらいの女性、それから
厨房の若い女の子、そして
おばちゃん


全員で「ありがとうございました」




お前ら店の人だったのかよ!
ていうかスタッフ多すぎだろ!





なかなかいい喫茶店でした。

                                                                          • -

クレオール

東京都 千代田区猿楽町2−5−2(→MAP

[評価]

味:★★★

量:★★★

CP:★★★

総合評価:★★★★(人情含む)