スマイル(神保町)


連続カレーブログ小説
「カレーみたいな青春」 #15




僕は試合をすることを二つ返事で軽く快諾した。
審判もいないし、遊び程度だと思っていたからだ。


早くやろうと急かす様な神宮寺の態度にも
不信感を持つ事も無く、
剣道が本当に好きなんやな、と思っていた。


神宮寺が先に準備を済ませこちらの様子を伺っている。
僕も急いで面を付け、神宮寺が立っているのと
反対側の試合場の枠線につく。
礼をし、場内に入って再び礼をする。


神宮寺は礼をすることなく
開始線の前まで進み、竹刀を構えている。


開始線につき蹲踞(そんきょ)をしようとした僕を見て
神宮寺が「形式張ったことはいいからさ、気楽にやろうよ」と言った。
僕も「そうだね」と答え、竹刀を前に構えた。




試合開始の合図をする人もいないので様子を伺っていると、
神宮寺が「ヤー!」という声をあげた。
神宮寺がゆっくりと前へ一歩踏み出す。
僕は距離を取るように後ろへ一歩下がった。


一瞬にして緊迫した空気が流れた。
神宮寺から、遊びとは思えない気迫みたいなものを感じたからだ。


それでも神宮寺は打って来なかった。
少し竹刀を下げ、誘っているようにも見える。
意を決した僕は、神宮寺の竹刀を上から弾き面を打ちにいった。


神宮寺はそれを弾こうとはせず、
首をかしげるように避け、そのまま前に飛び込んできた。


面、小手、面、胴、面・・とすごい早さで打ち込んでくる。
そのほとんどが一本として入っている気がして
僕は負けたと思い、竹刀を下ろそうとした。


でも、神宮寺の攻撃は止まなかった。
僕の仕草や状態などかまう事ない様子だ。


僕は恐怖を覚え、
つば迫り合いに持ち込もうと竹刀を縦にし、前に突き出した。
神宮寺はそれを竹刀を持ったままの両手で横に押しのけ、
ふたたび打ち込んできた。


もう僕にはどうすることも出来なかった。
容赦なく攻撃の雨が降ってくる。


その攻撃は有効打突になるものばかりでは無く、
防具で守られている場所以外にも幾度となく打ち込まれた。


たぶん最後に受けた攻撃は、
中学剣道では禁止されているはずの“突き”だった、と思う。





気がついたときには
保健室のベッドに横たわっていた。




連続カレーブログ小説「カレーみたいな青春」 来週へつづく・・

※この物語はフィクションです。









まいどーガリです。


ここからはノンフィクションでお送りする
カレー生活のお話。74日目。




今週はなかなか昼時にランチに行けない感じで
今日も3時ぐらいになっちゃいました。


ランチメニューがある店はちゃんとランチで食いたいんで
昼も夜もメニューが変わらん店ってなると、
もう店が無くなってきた。


そういえば・・と、最近見つけたお店を思い出して
行ってきました。


スマイル。





先週行ったカラコルムと同じ、
東京パークタワーの1階にあります。


ハンバーグ屋ですね。




一番下に、お替り自由って文字見えるでしょう。


ね。


惹かれるでしょ?


たまんないでしょ?


そうなんです。




ご飯と生卵とサラダとスープがおかわり自由。


カレーセットってメニューがあるけど
もしかしたら、これはご飯のおかわりが出来んかもしらん
って思ったんで


申し訳ないんですが
デミカレーハンバーグセットにしました。
150gで750円、200gで780円。


まず、券売機でチケット買います。





デミカレーハンバーグセット200gのボタンを押す。
デブさんは唐揚げ(¥100)をプラス、
ガリはクリームコロッケ(¥100)をプラス。


最初にサラダとスープを自分で取ります。
(込んでる時はご飯とかも一緒に先取っといたほうがええんかもしらん。)




昆虫飼ってそうですね。
ってゆうたら、デブさんに「しっ!」と怒られました。
穴だけ開けたら昆虫がイキイキ暮らせそうやん。




まずはサラダを食う。
まだハンバーグが来るまで時間ありそうやから
イップクしながらキョロキョロしてると
頭の上にテレビ。




ほう。
ワールドカップとか見れますやん。




しばし待つ。




来たぁ。




なんかすげぇ。


ソースがマット仕上げ。



ご飯入れにいきましょうね。








生卵もね。





では、
いただきまぁす。




ん。


やわらかい。


ジューシーさがまるでない。


つなぎが半端無く多い感じ。


ソースも含めてハンバーグの味は
正直、イマイチでした。



クリームコロッケは普通かな。
デブさんも唐揚げは普通にいけると。


とりあえず卵掛けご飯にして
ハンバーグ乗っけながら食す。


でもね。
わたくし、ご飯がいっぱい食えるだけで幸せなんです。


ご飯かき込んで、おかわりっ。







この山でなら遭難してもいい。




また卵持ってきて卵掛けご飯に。


ご飯食い終わったけど
まだ、ハンバーグが残ってる。



しょうがない。



最後は控えめにして梅干し付き。
また卵持ってきて卵掛け。



いやぁ食った。ごちそうさまでした。




コーヒーも置いてるんですよ。


すごくいいと思う。


あとはね、ハンバーグの味だけ。
ハンバーグ屋やのに。




それ以外の自由になる部分はすごくええねんけど、
どれか1個減らしてもええから
ハンバーグにもうちょっとチカラ入れた方がええんちゃうかな。


なんか残念。


それでも、カレー生活してなかったら
たまにひとりでフラっと来ると思います。
ご飯食いにね。


評価はこんな感じになっちゃうんかな。

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スマイル

東京都千代田区神田神保町1-103 東京パークタワー1F(→MAP

[評価]

味:★★

量:★★★★

CP:★★★★

総合評価:★★★★

※日記内容、評価はあくまでも個人の主観によるものです。