Dining Cafe Esperia エスペリア(神保町)

連続カレーブログ小説
「カレーみたいな青春」 #13




次の日、授業が終わると教室を飛び出し
急いで着替え済ませると、道場に向かった。
急ぎすぎたせいか、いつも一番に来ている神宮寺の姿は
まだそこには無かった。


神宮寺が来たら昨日のこと、あやまろう。
わざとやないにしても、
あんなことをしてもうたからな。
怒られてもしゃあない。ちゃんとあやまっとかんと。


そわそわしてきて
居ても立っても居られなくなり、
素振りをしながら待つことにした。
神宮寺がいつもやっていることを真似し、
尊敬しているように見せかけようとした
こすい気持ちがあったのかもしれない。


雑念だらけのまま、ただ竹刀を上下させる。


始めてすぐに道場の扉が開いた。




「やぁガリくん。さっそく練習かい?」


神宮寺だ。
顔には笑顔が溢れ、怒っている様子は無かった。


「あの・・昨日は・・」


「昨日はなんとか僕が勝てたけど、練習熱心なガリくんのことだから、
 俺もうかうかしてられないなぁ」




よかった・・怒ってへんかったんや。


それでもとりあえず謝ろうと思い頭を下げる。


「神宮司くん、昨日はごめんね」


「ん?もしかして最後の金的攻撃のこと?」


「いや・・わざとやなかってんけど・・」


「わかってるよ。あんなのは事故だからね、しょうがないよ。」


そう言いながら神宮寺は声を出して笑った。




ほんまにええやつや。


神宮寺の懐の深さにただ感嘆し、尊敬し、
友達になりたいなって思った。


この時の僕は、
神宮寺がどんな人間なのかなんて全く知らなかったんだ。






ガリくんさ、昨日の試合ではあんな感じで終わっちゃったから
 今からまた、勝負しないか?・・誰もこないうちにさ。」





連続カレーブログ小説「カレーみたいな青春」 明日へつづく・・
※この物語はフィクションです。








夏です。ガリです。カレーです。


カレー生活72日目です。


今日はひさしぶりに
みんなでごはん食いに行きたいね
とかゆう話になり、会社の人たち8人でランチ。


大人数ランチの時によく行ってた
エスペリア」へ。




この店、イタリアンかと思ったら昭和フェアみたいなことやってたり
沖縄料理出してみたり、いまいちコンセプトが掴みにくい。


沖縄料理出すのは、料理長が沖縄出身やかららしい。
・・なるほど。



けっこう広い店内やけど、
12時半に8人で喫煙席となるとさすがにナカナカ入られへんね。
しばらく待って席に案内されると
店の真ん中にテーブルを集めて席作ってくれてました。


ひさびさに行ってみるとメニューが変わってる。
カレーが1個しかあれへん。






じっくり煮込んだビーフカレー 季節のフレッシュ野菜添え
1択。


デブさんもガリ
じっくり煮込んだビーフカレー 季節のフレッシュ野菜添えを注文。
ここでデブさんが、


 特盛りとか出来ますか?


と、聞いてみる。


 出来ますよ。


おおっ。
この瞬間に店の好感度がグイッとあがりましたね。


特盛り2つを注文して、しばし歓談タイム。




で、


きました。
じっくり煮込んだビーフカレー 季節のフレッシュ野菜添え。




メニューの通り野菜がごろんと入っとります。
カメラにおさめるとタールみたいになっとるけど、
色の濃い欧風カレー。
ご飯の量はいまいちやった。
特盛りゆうたら2倍ぐらい欲しいとこやけど、
そんな店じゃ無いししゃあないか。


サラダがついてるんで、それはさくっと食っちゃって。


じっくり煮込んだビーフカレー 季節のフレッシュ野菜添え、いただきます。




なかなか渋い。
若干の苦みと甘み。
ちょっとこじゃれたデミ系を渋くした感じ。


スパイシーさは足りんけど、
まぁまぁいける。


デブさんの感想は、
野菜がしっかりしてる。でした。


あっ


とゆう間に食いきってしまいそうやから
みんなで行ってるし、
大事に大事にいただきました。


食後にはコーヒー。



こっからは
カフェな感じでゆったりのんびり。



特盛り料金は取られませんでした。
特盛りもサービスなんですかね?


それは、ええやんかいさ。

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Dining Cafe Esperia (エスペリア)
東京都千代田区神田神保町2-4 太平電業ビル B1F(→MAP
[評価]
味:★★
量:★★★
CP:★★
総合評価:★★★
※日記内容、評価はあくまでも個人の主観によるものです。